経営で一番大切なこと
皆様、こんにちは。
当事務所では、定期的にブログを更新しております。
役立つ情報を提供していきますので、よろしくお願いします。
いきなりですが、「14.8%」
何の数字かおわかりでしょうか。
これは、ある調査にて発表された中小企業の5年後の生存率です。
さらに、10年後には6.3%、20年後には0.4%の会社しか存続しないというデータも存在し
ます。
これらのデータを見れば、中小企業の経営者が目指すべき方向がはっきりしてきます。
それは、「会社を継続させる」ということです。
起業するにあたって、立派な経営理念を作成したり、素晴らしい夢を持って事業を始めら
れた方は多いと思います。こういった経営理念や夢は必要なことだと思います。
しかし、会社が継続しないことには、経理理念や夢の実現はできません。
したがって、会社経営で一番大切なのは「会社を継続させる」ということなのです。
では、「会社を継続させる」ために最も重要なことは何でしょうか。
それは「お金」です。
立派な経営理念があっても、素晴らしい商品があっても、優秀な人材がいても、お金が
なくなれば会社は倒産します。
会社はどうなると倒産するのでしょうか?
赤字になったとき?
そうではないです。
それは、お金がなくなったときです。
赤字経営でもお金があれば倒産しません。逆に、黒字でもお金がなくなれば倒産します。
経営者は会社を潰さないようにしなければなりませんが、
会社を倒産させた社長の特徴として挙げられるのは、経理部から上がってくる経営数字
に疎いということです。
逆の見方をすると、会社を潰さないためには、社長は経理から上がってくる経営数字を
把握する必要があるということです。
ここで言う経営数字とは、毎月の平均売上、原価率、固定費、資金繰りの状況といった
ものです。
会社を潰さないないための判断材料となる情報の多くは経理部から上がってきます。
このことからも、会社の存続は経理部で決まると言えます。
以上のことから、経理部の重要性をおわかりいただけたと思います。